AUTHOR

澁谷 諒亮

  • 2023年1月26日

平均

平均とは 観測した値(または取り得る値)の重心を『平均』と呼びます。平均は数量データの代表値(統計量)の一つです。 標本の平均 標本の平均を『標本平均』と呼びます。 標本平均は『観測した値』を『観測した個数』で割って計算します。なお、観測した値を\(x_i\)、観測した個数を\(n\)と表します。 […]

  • 2023年1月26日

分散

前提知識 分散とは 数量データの代表値(統計量)の一つです。観測した値(または取り得る値)のばらつき具合を表す値になります。 補足 標本の分散 標本の分散を『不偏分散』と呼びます。 不偏分散は『観測した値と標本平均との差の二乗和』を標本サイズ -1 で割って計算します。なお、標本サイズを\(n\)、 […]

  • 2023年1月29日

『標本とは何か?』に2分で答える

標本とは何か 標本とは 『数量データとは何か?』では『数値に変換したデータ』を数量データと定義しました。この時、標本を以下の通り定義しましょう。 定義 『観測値の数量データ』 ランダムの影響 収集した数量データはランダムの影響を受けるため、標本も観測する度に値が変化します。 特に頻度統計学では『全て […]

  • 2023年1月29日

『どうして統計を学ぶの?』に2分で答える

解説の目的 統計学入門 Step.1 では、私たちの身の回りに潜む確率を知り、ランダムの危険性を理解することを目的としています。 統計学とは何か 統計学の種類 統計学は、記述統計学・頻度統計学・ベイズ統計学の3種に大別できます。統計学入門のシリーズでは、主に頻度統計学を中心に解説を行います。 頻度統 […]

  • 2023年1月29日

『数量データとは何か?』に2分で答える

数量データとは何か 数量データとは 『データとは何か?』では『収集した結果』をデータ(値)と定義しました。この時、数量データを以下の通り定義しましょう。 定義 『数値に変換したデータ』 データの種類 データは『数値のデータ』と『数値以外のデータ』の2種類に大別できます。 データの変換 数値のデータは […]

  • 2023年1月30日

『確率変数とは何か』に2分で答える

Point ここからStep.2の後半(本質の解説パート)に入ります。 確率変数とは何か 確率変数とは 観測値(データ)は本質からランダムに決まると解説してきました。この時、確率変数を以下の通り定義しましょう。 定義 『データの本質』 確率変数の形状 これまで『本質』と呼んできた正体を『確率変数』と […]

  • 2023年1月29日

『確率とは何か?』に2分で答える

確率とは何か 確率とは 『事象とは何か?』では『結果として起こり得る出来事』を事象と定義しました。この時、確率を以下の通り定義しましょう。 定義 『事象が起こる割合』 約束事 事象と確率の組み合わせは常に以下のルールに従います。 サイコロの具体例

  • 2023年1月29日

『ランダムとは何か?』に2分で答える

ランダムとは何か ランダムとは 『確率とは何か?』では『事象が起こる割合』を確率と定義しました。この時、ランダムを以下の通り定義しましょう。 定義 『事象の中から確率に応じて結果を選択する役割』 ランダムの性質 ランダムは常に平等であることが保証されています。この時、『確率以外の判断基準を持たない』 […]

  • 2023年1月25日

平均値と期待値の違い

結論 ポイント 平均値と期待値は普通名詞であり、期待値は平均値の一種です。そのため、定義上は平均値と期待値は親子関係になります。 但し、標本平均を平均値、母平均を期待値と言い表すことが多い点に注意が必要です。 平均値と期待値の違い 平均値とは 平均値とは、数量データの重心を表す値です。 具体例 算術 […]

  • 2023年1月29日

『データとは何か?』に2分で答える

解説の目的 統計学入門 Step.2の前半では結果に対する理解を深めていき、後半で本質に対する理解を深めていきましょう。 データとは何か データとは 統計学入門 Step.1では『どうして統計を学ぶの?』と題して、本質と結果について解説してきました。この時、データ(値)を以下の通り定義しましょう。 […]