標本とは何か
標本とは
『数量データとは何か?』では『数値に変換したデータ』を数量データと定義しました。この時、標本を以下の通り定義しましょう。
定義
『観測値の数量データ』
ランダムの影響
収集した数量データはランダムの影響を受けるため、標本も観測する度に値が変化します。
特に頻度統計学では『全ての数量データは収集できない』と考えます。
そのため『標本は数ある可能性の一つ』とみなします。
具体例
例えば、今日の歩数を計測して3000歩だったとしましょう。今日という日をもう一度観測することはできないため、今日の歩数は3000歩で確定します。
しかし、今日の歩数が2990歩や3005歩だったとしても不思議ではありません。
このように『色々な可能性がある中で、今日の歩数は偶然にも3000歩だった』とみなすのが頻度統計学の考え方になります。