確率分布とは何か
確率分布とは
『確率変数とは何か?』では『データの本質』を確率変数と定義しました。この時、確率分布を以下の通り定義しましょう。
定義
『確率変数の種類と特徴』
正確には確率分布自体を種類、確率分布が持つ母数を特徴と表します。
具体例
全ての確率変数は『確率分布 × 母数』の組み合わせで表現できます。
統計学入門では詳細は取り上げませんが、具体例をいくつか図示します。
ベルヌーイ分布
事象が発生するか発生しないかを表す分布になります。
降水確率などが従い、発生確率に応じて確率変数が変化します。
二項分布
複数のベルヌーイ分布が従う分布になります。
1週間分の降水確率などが従い、試行回数と発生確率に応じて確率変数が変化します。
離散一様分布
全ての事象が同じ確率で発生する分布を表します。
サイコロなどが従い、事象の個数に応じて確率変数が変化します。
正規分布
平均に近い事象が出現しやすい分布を表します。
偏差値などが従い、平均と分散に応じて確率変数が変化します。