事象とは何か
事象とは
『どうして統計を学ぶの?』では『結果に惑わされず本質を考える学問』を頻度統計学と呼びました。この時、事象を以下の通り定義しましょう。
定義
『結果として起こり得る出来事』
私たちが目にする結果は、事象の中から選ばれた一つの出来事に過ぎません。大切なのは結果に惑わされず本質を考えることです。
事象を考えることは、本質を考える第一歩になります。
具体例
- 降水確率
⇨ 雨が降る, 雨が降らない - サイコロ
⇨ 1の目が出る, 奇数の目が出る, 6以外の目が出る など
事象の種類
事象には根元事象と複合事象が存在します。
他にも空事象などが存在しますが、統計学入門のシリーズでは扱いません。
具体例
- 根元事象
⇨ 分解できない事象
⇨ 具体例:1の目が出る - 複合事象
⇨ 分解できる事象
⇨ 具体例:奇数の目が出る, 6以外の目が出る