問題11-1
【設問】
次の表は、プレミアムフライデーの実施前と実施後にアンケートを行った結果である。この表から読み取れることとして正しいものを答えよ。
事前調査 | 事後調査 | |
肯定的な印象 | 16.6% | 6.1% |
やや肯定的な印象 | 24.9% | 18.7% |
どちらともいえない | 38.1% | 42.4% |
やや否定的な印象 | 13.1% | 19.0% |
否定的な印象 | 7.3% | 13.8% |
【選択肢】
- 事前調査で否定的な印象を持つ人は、事後調査でも否定的な印象を持っている
- 事前調査と事後調査では、肯定的な印象を持つ人より否定的な印象を持つ人の方が多い
- 事後調査では、否定的な印象またはやや否定的な印象を持つ人は全体の3分の1以上である
- 事後調査よりも事前調査の方が、肯定的な印象またはやや肯定的な印象を持つ人が多い
- プレミアムフライデーの印象は毎月悪くなっている
【答え】4
解説
- 事前調査で否定的な印象を持つ人は、事後調査でも否定的な印象を持っている
⇨ 誤り(集計結果から各回答者の変化は分からない) - 事前調査と事後調査では、肯定的な印象を持つ人より否定的な印象を持つ人の方が多い
⇨ 誤り:事前調査(肯定的 < 否定的)=(16.6 < 7.3)
⇨ 正しい:事後調査(肯定的 < 否定的)=(6.1 < 13.8) - 事後調査では、否定的な印象またはやや否定的な印象を持つ人は全体の3分の1以上である
⇨ 誤り:事後調査(否定的 + やや否定的 > 33.3%)=(19.0+13.8 > 33.3%) - 事後調査よりも事前調査の方が、肯定的な印象またはやや肯定的な印象を持つ人が多い
⇨ 正しい:肯定的(事前調査 > 事後調査)=(16.6 > 6.1)
⇨ 正しい:やや肯定的(事前調査 > 事後調査)=(24.9 > 18.7) - プレミアムフライデーの印象は毎月悪くなっている
⇨ 誤り(月ごとの集計を行なっていないため分からない)
問題11-2
【設問】
次の表は、事後調査のアンケートと同時に取得した結果である。これらの表から読み取れることとして正しいものを答えよ。
プレミアム フライデーで 早く帰った人 (73人) | プレミアム フライデーで 早く帰らなかった人 (126人) | プレミアム フライデーが 実施・奨励 されなかった人 (1130人) | |
肯定的な印象 | 32.1% | 5.6% | 4.5% |
やや肯定的な印象 | 31.5% | 33.5% | 16.2% |
どちらともいえない | 28.4% | 41.6% | 43.4% |
やや否定的な印象 | 8.0% | 9.8% | 20.8% |
否定的な印象 | 0.0% | 9.3% | 15.2% |
【選択肢】
- 事前調査よりも事後調査の方が否定的な人が多い
要因の一つとして、プレミアムフライデーが実施・奨励されなかった人が多かったことが考えられる - 事後調査で肯定的な印象を持った人の割合は (32.1+5.6+4.5) / 3 によって求められる。
- 肯定的な印象を持つ人の数は、プレミアムフライデーが実施・奨励されなかった人の方がプレミアムフライデーで早く帰らなかった人よりも少ない
- プレミアムフライデーで早く帰った人は全員印象が改善された
- プレミアムフライデーで早く帰った人のうち、否定的な印象を持つ人が0人かどうかは分からない
【答え】1
解説
- 事前調査よりも事後調査の方が否定的な人が多い
要因の一つとして、プレミアムフライデーが実施・奨励されなかった人が多かったことが考えられる
⇨ 正しい(約85%が実施・推奨されなかった人に分類され、やや否定的・否定的の印象を持つ人の割合が高い) - 事後調査で肯定的な印象を持った人の割合は (32.1+5.6+4.5) / 3 によって求められる。
⇨ 誤り(加重平均で求める:(32.1*73 + 5.6*126 + 4.5*1130) / (73+126+1130)=0.061) - 肯定的な印象を持つ人の数は、プレミアムフライデーが実施・奨励されなかった人の方がプレミアムフライデーで早く帰らなかった人よりも少ない
⇨ 誤り:肯定的な印象(実施・推奨されなかった人 < 早く帰らなかった人)
⇨ 実施・推奨されなかった人:51人(= 1130*0.045)
⇨ 早く帰らなかった人:7人 (= 126*0.056) - プレミアムフライデーで早く帰った人は全員印象が改善された
⇨ 誤り(集計結果からは各回答者の変化は分からない) - プレミアムフライデーで早く帰った人のうち、否定的な印象を持つ人が0人かどうかは分からない
⇨ 誤り(早く帰った人で否定的な印象を持つ人の割合は0%)