統計検定3級 2021年6月問題6-1

問題6-1

【設問】
次の箱ひげ図は、2012年度と2017年度の各都道府県の1人あたりの医療費を表したものである。このグラフから読み取れるものとして適切なものを全て答えよ。

【選択肢】

  1. 2012年度と2017年度における1人あたり医療費の四分位範囲はいずれも30千円以上である
  2. 2017年度における1人あたり医療費の中央値は、2012年度における中央値のおよそ0.85倍である
  3. 2017年度における1人あたり医療費の中央値は、2012年度における第3四分位数よりも大きい

【答え】1, 3

解説

箱ひげ図

箱ひげ図は5つの順序統計量(最小値, 第1四分位数, 中央値, 第3四分位数, 最大値)を示したグラフであり、四分位範囲(中央値に近いデータの50%)を箱、それ以外をひげで表現しています。

選択肢

  1. 2012年度と2017年度における1人あたり医療費の四分位範囲はいずれも30千円以上である
    正しい
    ⇨ 2012年度:\(355-295=60\)千円
    ⇨ 2017年度:\(400-345=55\)千円
  2. 2017年度における1人あたり医療費の中央値は、2012年度における中央値のおよそ0.85倍である
    誤り(\(370/320=1.15\)倍)
    ⇨ 2012年度:\(320\)千円
    ⇨ 2017年度:\(370\)千円
  3. 2017年度における1人あたり医療費の中央値は、2012年度における第3四分位数よりも大きい
    正しい
    ⇨ 2012年度(第3四分位数):\(350\)千円
    ⇨ 2017年度(中央値):\(370\)千円

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