統計検定3級 2021年6月問題4

問題4

【設問】
月ごとの火災発生件数を調べたところ、1月から12月まで順に (5, 1, 1, 3, 2, 1, 5, 2, 0, 1, 3, 6) であった。ここから読み取れるものとして適切なものを全て答えよ。

【選択肢】

  1. 四分位範囲は6より小さい
  2. 中央値と平均値が等しい
  3. 最頻値は1である

【答え】1, 3

解説

代表値の計算

昇順に並べ替えた12ヶ月分のデータを用いて代表値を計算します。
『0, 1, 1, 1, 1, 2, 2, 3, 3, 5, 5, 6』

■ 四分位範囲(75%点 – 25%点)
『0, 1, 1, 1, 1, 2, 2, 3, 3, 5, 5, 6』

四分位範囲

\begin{align}
\frac{3+5}{2}-\frac{1+1}{2}=3
\end{align}

■ 中央値
『0, 1, 1, 1, 1, 2, 2, 3, 3, 5, 5, 6』

中央値

\begin{align}
\frac{2+2}{2}=2
\end{align}

■ 平均値
0, 1, 1, 1, 1, 2, 2, 3, 3, 5, 5, 6

平均値

\begin{align}
\frac{0+1+1+1+1+2+2+3+3+5+5+6}{12}=2.5
\end{align}

■ 最頻値

『0, 1, 1, 1, 1, 2, 2, 3, 3, 5, 5, 6』

最頻値

\begin{align}
1
\end{align}

選択肢

  1. 四分位範囲は6より小さい
    正しい(四分位範囲は3)
  2. 中央値と平均値が等しい
    誤り(中央値は2, 平均値は2.5)
  3. 最頻値は1である
    正しい(最頻値は1)
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