問題19-1
【設問】
ある学年では、合計400人(男250人, 女150人)の生徒が在籍しており、10クラスに分かれている。この学年でアルバイトをしている生徒の比率を調べるため、大きさ40の標本を抽出して調査した。[inline_accordion word=”標本抽出”]
無作為抽出とは、研究や調査の対象となる母集団からサンプルを選び出す方法の一つで、全ての個体が等しい確率でサンプルに選ばれるようにします。完全にランダムに取得するため、[inline_accordion word=”バイアス”]
バイアスは、偏りや先入観、偏見といった意味を持ち、統計学においてはデータの歪みを指します。これは、データ収集、解析、解釈などの段階で生じる可能性があり、標本抽出ではバイアスが生じないようにデータを収集する必要があります。
[/inline_accordion]を排除することができます。 [/inline_accordion]の方法について適切なものを答えよ。【選択肢】
- この学年の全生徒に1~400の番号をつけた後、1~400の中から異なる乱数を40個発生させ、その番号の生徒を選び調査を行う。
- 各クラス名を記載した紙を用意し、くじ引きで1枚引いて、該当するクラス全員に調査する。
- 各クラスの担任が推薦した男女2人ずつを選び、その生徒に調査を行う。
- たまたま部員数が40人のクラブがあるので、そのクラブの生徒に調査を行う。
- 1人をくじ引きで選び、その友人を紹介してもらう。この操作を続けて40人の生徒を選び、調査を行う。
【答え】1
解説
- この学年の全生徒に1~400の番号をつけた後、1~400の中から異なる乱数を40個発生させ、その番号の生徒を選び調査を行う。
⇨ 正しい(無作為抽出の使用例になります) - 各クラス名を記載した紙を用意し、くじ引きで1枚引いて、該当するクラス全員に調査する。
⇨ 誤り(クラスごとの偏りを考慮できていない。進学クラスと就職クラスの違いなど) - 各クラスの担任が推薦した男女2人ずつを選び、その生徒に調査を行う。
⇨ 誤り(担任の偏見が含まれる) - たまたま部員数が40人のクラブがあるので、そのクラブの生徒に調査を行う。
⇨ 誤り(クラブ活動による特徴がバイアスとして現れる。活動時間の長さなど) - 1人をくじ引きで選び、その友人を紹介してもらう。この操作を続けて40人の生徒を選び、調査を行う。
⇨ 誤り(友人が多い生徒ほど選ばれやすくなる)
問題19-2
【設問】
適切な方法で抽出した40人に調査したところ、アルバイトをしている生徒は16人であった。この[inline_accordion word=”標本”]
標本と母集団
標本から母集団の特徴を見つけることを推定と呼びます。私たちが推定したい対象が母集団であり、観測できる対象が標本になります。
[/inline_accordion]に関する内容として適切なものを答えよ。【選択肢】
- 標本から標本比率を推定したい。なお、調査結果から標本比率は0.4である
- 標本から母比率を推定したい。なお、調査結果から標本比率は0.4である
- 標本から標本比率を推定したい。なお、調査結果から母比率は0.4である
- 標本から母比率を推定したい。なお、調査結果から母比率は0.4である
- 標本から母比率を推定したい。なお、調査結果から母比率は0.4である
【答え】2
解説
- 推定対象:母集団(母比率)
- 調査対象:標本(標本比率)